開催中のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で日本代表の躍進効果で、函館ラグビースクールでは、ラグビーをやってみたいという子どもが増えている。
同スクールは1970年設立。一年制で毎年生徒を募り、今年4月の入校式時には未就学児から中学3年生まで79人が入校したが、現在98人までに増加した。W杯開催地とあって、その関心の高さから5月の体験教室に約20人が参加。さらにW杯開幕の9月20日から入会に関する問い合わせが増え、中でも日本代表戦後の練習日には見学者も訪れるようになり、入会につながったという。
日本代表が南アフリカと準々決勝を迎えた10月20日にも新規に2人が加入。子ども達は準備体操から丁寧に指導を受けた後、スクール生と一緒に芝生の上で元気いっぱいに楕円のボールを追いかけた。幼児担当の矢野亮一副主任と中村昌継コーチは「最近は毎週2、3件の問い合わせがある。テレビを見て、やらせたいという保護者も多い。ルールの問い合わせもあった。書籍で調べるほど」とラグビー人気の高まりを肌で感じた様子。
同スクールでは、毎週日曜に根崎ラグビー場(湯川町3)で午前9時から練習する。体験や見学は随時可能で「天然芝の上でラグビーを楽しんでほしい。まずは気軽に遊びに来て」と参加を呼び掛けている。
今季の屋外練習日は11月3日まで。なお10月27日の練習は午後1時から。同スクールの詳細はホームページ(https://hakodateーrs.jimdofree.com/)まで。入会など問い合わせは事務局(hakodate.rs1970@gmail.com)まで。(佐々木 司)