函館ラグビースクール(工藤篤校長)は1日、根崎公園ラグビー場で「元旦ラグビー」を行った。スクール生やOB、保護者ら約100人が、それぞれの決意を胸に新年から元気良く、真っ白なグラウンドを駆け回った。
集まったスクール生約40人は湯倉神社まで歩いて毎年恒例の初詣(もうで)。今年1年の活躍、安全を祈願した。グラウンドに戻るとパスなどで軽く体を動かした。餅つきも行い、幼児から順番に威勢の良い掛け声でにぎわった。保護者やコーチが作った豚汁やおしる粉などをみんなで食べながら楽しいひと時を過ごした。
子どもたちの明るい表情に工藤校長は「小学低学年はとにかく楽しむこと。小学高学年と中学生はコーチ陣の指示以外にも考えることを習慣付けて、勉強も頑張ってほしい。けがなく良い年になってくれれば」と願いを込める。熱心に練習に励んでいた狩野哲生(巴中2年)は「まずは夏にある体文教の全道大会で優勝することが目標。チームをまとめて、多くの練習をして1点でも多く取って勝ちたい」と力を込める。
スクールOBで函工高卒の中川和真選手(キヤノンイーグルス)も駆け付けて、子どもたちを激励した。中川選手は「スクールへの感謝の思いが強く、子どもたちもしっかりと練習して活躍してほしい」と呼び掛け、「自分としてもレギュラー入りに向けて頑張りたい」と意気込みを語った。(小林省悟)