急増する新型コロナウイルス感染の影響を受け、函館アリーナでは1月中に予定されていたスポーツ大会が相次いで中止となっている。空いたメイン、サブの両アリーナは卓球やバスケットボールなどで一般に開放している。(小林省悟)
昨年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、緊急事態宣言を受けた臨時休館などで6月まで大会の中止や自粛が相次いだが、7月のバドミントン大会を皮切りに夏季以降、競技団体が活動を徐々に再開。屋外競技ができなくなる11、12月は毎週のように大会が開かれていた。1月中も多くの大会を予定していたが、函館市、渡島管内の感染急増で自粛、中止の動きが一気に広がっている。
16、17日はメインアリーナで函館地区U―14フットサル大会、サブアリーナでは卓球の北日本オープンバタフライダブルスチームカップ大会が中止に。23、24日の道南中学卓球大会、31日の中学インドアソフトテニス大会も中止が決まっている。また同アリーナで練習を予定していたサッカーや柔道など少年団からのキャンセルもあったという。
同アリーナ職員は「感染が増えているので大会の中止は致し方ない。アリーナとしては市と連係して感染予防の対策を徹底しながら営業を続けていく」としている。