ゴルフ場の函館シーサイドカントリークラブ(豊原町237)が13日、道内で一番早い営業を迎えた。フロント正面に新型コロナウイルスの注意書きを置き、利用者に予防策を周知。この日は悪天候にもかかわらず約50人のゴルファーが足を運び、久しぶりの感触を楽しんだ。
2月中旬の降雪が影響し、昨年より3日遅いオープン。コロナウイルス感染拡大防止としてカートなどの消毒を徹底したほか、従業員は毎日の検温とマスクを着用。利用者にも、うがいや手洗いを呼び掛けている。
午前9時半に1組目がスタート。一番目にショットを放った函館市千歳町の田中武久さん(69)は「期待しながら、この日を待っていた。練習とは違い、自然の中でできることがうれしい。マスク、プレー後の手洗いなど、感染予防をしながら今年も回数多くプレーしたい」と笑顔を見せた。
同クラブの崎濱盛明支配人代理は「お客さまが楽しみにしていたと思うし、従業員としてもやっとオープンできるなと、うれしい気持ち。コロナウイルスに関しても、消毒の徹底や密集を避けるよう注意喚起していきたい」と話していた。
仮オープン中でレストラン、風呂の営業は20日から。4月1日に本オープンする。問い合わせは、同クラブ(0138・58・3361)へ。(小林省悟)