16日に開幕する函館競馬に向けて日本中央競馬会(JRA)函館競馬場に次々と競走馬が入厩(きゅう)。早朝から汗で輝く雄大な馬体がコースを駆け抜け、場内は活気にあふれている。
入厩は5月24日から始まり、7日現在329頭が函館入り。うちデビューを控える2歳馬は56頭。今月下旬からピークを迎え、約700頭に上る。
調教は厩舎周りを歩く引き運動やウッド(1周1300メートル)、ダート(1周1475・8メートル)の各コースを軽快に疾走。交代させながら騎手らが馬の体を動かし、同9時ごろまでびっしり追った。
函館競馬は7月22日までの12日間開催。重賞は17日の「函館スプリントステークス」、7月15日の「函館記念」、同22日の「函館2歳ステークス」と例年通り3レース(いずれもGIII)を実施。開幕日の16日はお笑いコンビ「流れ星」、17日には俳優の田中圭さんが来場。同日午後4時35分ごろには函館出身でマジシャンのメイガスさんによるマジックショーも開かれるなど、さまざまなイベントを用意している。(小林省悟)