函館競輪の「函館新聞社・モーモータクシー杯」決勝が14日、市営函館競輪場で行われた。A級決勝は函大谷高卒のルーキー中石湊選手(125期)が逃げを決め勝利。3日間すべて1位の完全優勝を果たし、今年3月のデビューから4勝目とした。L級は児玉碧衣選手(福岡、108期)が優勝し、人気、実力ともにガールズケイリン界のトップ選手の貫録を見せた。
中石選手は今年3月に日本競輪選手養成所を卒業。5月に同競輪場で行われたルーキー戦でデビューし、最終日に1着。7月に青森競輪場で行われたA級チャレンジで優勝してから3連勝し8月下旬にA級2班に特昇。初のA級1・2班戦となった今レースでも強さを発揮した。
表彰式のインタビューでは「地元がA級初のレースで応援が力になり完全優勝できた。足の調子が良く仕掛けどころをしっかりすれば勝てると思っていた」と話した。ファンからは「オールスター(来年8月、函館開催)で待ってるぞ」と激励の声が続いた。
児玉選手も完全優勝で3連勝「展開的には予想通りだった。まだ足りない所を埋めるように練習したい」と話した。(山崎純一)