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上ノ国町出身の高浜制す 函館マラソン女子フル

 8000人が出場し、フル・ハーフの同時開催となった「2016函館マラソン」。ハーフは招待や実業団選手が活躍し、初のフルでは上ノ国町出身の高浜香澄=千歳市在住=(30)が2時間48分48と2位に11分差をつけて優勝した。(小杉貴洋)

■沿道の応援が力に フル女子の高浜
 女子フルを制した高浜は函館で過去2度のハーフを経験、今回初開催のフルで念願の優勝を果たした。「地元の大会なので心が躍っていた。上位は狙っていたが、まさか1位とは思わなかった。すごくうれしい」と笑顔が弾けた。
 現在は主婦の傍ら、鍼灸の学校に通う学生でもある。競技歴は4年と短いが、東京マラソンで2時間47分台を出すなど記録を伸ばしている。今回は風の影響で思うようにタイムが伸びなかったが、「本当に楽しく走ることができた。アップダウンもあり大変だっけど、沿道の応援が力になった」と振り返る。
 来年も参加したいと意欲的。大会に関しては、ハーフとフルの共用部分で「選手が接触するなど危ない場面もあった。そこは改善してほしい」と要望していた。

■後半にタイム伸ばす フル男子の行場
 男子フルは東京都の会社員、行場竹彦(31)が頂点に立った。ランナー向け雑誌の編集の仕事をし、全盲ランナーの伴走者経験がある。悪条件の中でも安定したペースを守った。「向かい風がきつく大変だったが、函館の風景が気晴らしとなって後半はしっかりタイムを伸ばすことができた」と満足気だった。
 個人でも年間20大会をこなす。港町の風情や沿道の声援から大きな力を得られたといい、「(以前住んでいた)神戸に街並みが似ていてリラックスできた」と話す。「次も機会があれば出場してみたい」と連覇に意欲をにじませた。

■相性バッチリ函館コース ハーフ女子の野村
 「風が強かったのでタイムにはこだわらなかった。優勝できてうれしい」と話すのは女子ハーフ優勝の野村沙世(27、第一生命)。2014年大会でもハーフを制し、2度目の函館勝利に喜びを爆発させた。
 函館のコースとは相性が良い。前日までの調整でも雨は降っていたが、好成績に自信が持つことができたという。「絶対に勝ちたかったから前を走る男子選手から離れないよう頑張った」と振り返る。ランニングや買い物中に気軽に「マラソン頑張って」と応援してくれる市民の姿が走る原動力になったと実感している。
 「函館は人が温かいし、食べ物もおいしい。誘ってもらえればまた来年も出場したい」とほほ笑んだ。

■次につながるレースに ハーフ男子のクイラ
 男子ハーフはコニカミノルタのポール・クイラ(26)が2位との接戦を制して1時間03分14秒で優勝した。「雨はあったけれど余裕を持って走れた。次のレースに向けていい流れができた」と余裕のコメント。
 前半は風に悩まされる展開となったが、後半になると徐々に落ち着き走りやすくなったという。加えて周りの応援が大きな支えになった。「街もきれいだし、市民も優しくてありがたかった」と感謝する。
 次戦ではさらに上を目指す。「自分なりに良かった点を磨き、函館経験した雰囲気を大切にして戦いたい」と闘志を燃やした。

■ラスト5キロは良かった ハーフ5位の川内
 男子ハーフ5位の川内優輝(29、埼玉県庁)は「タイム的には悪く思われるかも知れないが、この天候の中でラスト5キロのタイムはすごく良かったと思う。次の大会に向けて最高の調整になった」と笑顔をのぞかせる。
 公務員ランナーとして広く知られる川内はこの日も登場すると大きな歓声で出迎えられた。「本当に気持ち良く走れた。フルを増やすとハーフがなくなる大会も少なくないが、函館は市民ランナーとトップ選手が一緒に戦えるのが魅力」と話した。










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