函館マラソン大会実行委員会(岡部寿一委員長)は2日、市役所で総会を開いた。市教委は「2018函館マラソン」について、来年7月1日に開催することを明らかにした。また、オフィシャルスポンサーのJTB北海道は、宿不足解消のためエントリー開始段階で今年より1000室多い2000室規模を確保する方針を示した。
今大会から国際陸上競技連盟(IAAF)公認コースに認定。フル、ハーフ同時開催2年目で、過去最多の8130人がエントリー。出走者数は6963人、完走者数は6384人、完走率は91・7%だった。厳しい暑さがランナーを苦しめ、フルの完走率は84・2%。病院に救急搬送された参加者は14人で、昨年の3人から大幅に増えた。
岡部委員長はあいさつで今年の大会を振り返り「ランナーにとって厳しいマラソンだった。宿泊に関わる課題も残った」と述べた。
市教委は①市内交通への影響②参加者の評価③資金の獲得―の3課題について「克服できるめどがついた」として、来年の大会実施を表明した。
来年の大会は、7月1日に千代台公園陸上競技場発着のフル(42・195キロ)、ハーフ(21・0975キロ)で実施。ハーフ午前9時、フル同9時10分の時差式スタート。定員はハーフ4000人、フル4000人の計8000人程度とする。参加料はハーフ5000円、フル9000円。申し込みは来年2月中旬~4月中旬の見込み。JTB北海道函館支店は「宿泊業界団体と連携し、客室の早期リリースと値ごろ感ある価格設定となるよう調整を依頼する」とした。(山崎大和)