函館市千代台公園陸上競技場などで夏季合宿を行う日本パラ陸上競技連盟(パラ連盟=JPA)の強化指定選手らが16日、函館入りした。合宿は24日までで、選手は17日から本格的な練習に入り、2019年の世界パラ陸上選手権や20年の東京パラリンピックを見据えた強化の一歩を踏み出す。
合宿に参加するのは、7月のロンドン世界パラ陸上選手権女子400メートルで銅メダルを獲得した函館出身の辻沙絵選手(日体大)ら7人のほか、コーチ4人、トレーナー2人。7選手は全員がロンドン世界パラで入賞を果たし、6人が銅や銀メダルを獲得した実力者。
16日は芦田創選手(トヨタ自動車)ら4選手と近藤克之ヘッドコーチ(JPA強化委員)らスタッフ3人が第一陣として空路で函館入りした。他3選手も後日合流し、辻選手は19日に函館入りする。
ロンドン世界パラ選手権の三段跳びと400メートルリレー3位の芦田選手は「東京パラリンピックに向け第一歩を踏み出す合宿。ロンドンの反省をしながら強化に努めたい」と意欲。近藤コーチも「2年後、3年後に向けて意義のある合宿にしていきたい」と話した。(鈴木 潤)