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函館マラソン7000人が力走

 「2017函館マラソン」(道南陸上競技協会、函館市、実行委など主催)は2日、函館市千代台公園陸上競技場を発着とするコースで、ハーフ(21・0975キロ)とフル(42・195キロ)を行った。道内外から約7000人が出場し、異国情緒あふれる街並みや海沿いの景観を楽しみながら健脚を競った。
 ハーフは27回目、フルは昨年に続き2回目。今年、国際陸上競技連盟(IAAF)の公認コースとなり、公認後初のレースとなった。
 開会式では工藤寿樹市長が「日頃のトレーニングの成果を発揮されることを期待しています」と歓迎のあいさつを述べた後、午前9時にハーフ、10分後にフルがスタートした。
 ハーフには8月の世界陸上ロンドン大会女子マラソン日本代表の重友梨佐選手(天満屋)や昨年のリオデジャネイロ五輪男子マラソン日本代表の石川末廣選手(Honda)らが招待選手として出場。ゲストランナーとしてランニングコーチの金哲彦さん、タレントではこだて観光大使の福島和可菜さん、モデル、タレントの西谷綾子さんの3人がフルマラソンを走り、沿道の市民を盛り上げた。ハーフに出場した横浜市の会社員、清水篤さん(55)は「沿道の声援が温かく力になった。楽しく走れました」と話していた。
 ハーフは男子がチャールズ・ドゥング選手(小森コーポレーション)、女子は水口侑子選手(デンソー)が優勝。フルは男子が今村俊選手(プレス工業)、女子は香川麻美選手(旭川走友会)がそれぞれ制した。ハーフは3653人が出走し、3597人が完走。フルは3310人が出走し、2783人が完走した。
 この日は好天に恵まれ、午後2時すぎには25度を超える夏日を記録。大会本部によると、競技中に熱中症や体の痛みなどを訴え、救急搬送された選手は14人で、市消防本部によるといずれも軽症という。(鈴木 潤)










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