函館マラソン大会実行委員会(桜庭辰弥会長)は11月30日、北海道新幹線開業記念イベントとして来年6月26日に開催する「2016函館マラソン」(同委など主催)のコースを確定し、スタート時間を午前9時とすることを決定した。フルマラソン(42・195キロ)とハーフマラソン(21・0975キロ)を同時開催し、フルは本年度のハーフ大会コースを共用しながら、西部地区や函館空港方面を走るコースが設定された。
本年度のハーフ大会は午前8時スタートだったが「市民から交通規制が通勤時間に重なったとの声や、ランナーからはコンディション調整の難しさを指摘する声が聞かれた」(同委)点を踏まえ、1時間遅らせて同9時とした。
フルのコースは千代台公園陸上競技場を出発し、漁火通を湯川方面へ直進。函館空港に至るT字路を左折し、高松町のOTSレンタカー付近を折り返す。漁火通に戻り、直線を銭亀町方面に進み、望洋団地自治会館をUターン。海沿いをたどり、谷地頭電停で折り返した後は亀田川沿いに左折。ともえ大橋を渡った後は、西部地区の金森赤レンガ倉庫群を通り西埠頭(ふとう)まで走る。同委は「従前の漁火通に加え港や西部地区の街並みなど、函館らしい風景を楽しんでもらえるよう設定した」とする。
西埠頭や空港周辺の折り返し地点では、コースで民家などを囲む袋地を発生させないよう、一本道でのUターンを採用。本年度のハーフ大会は青柳町電停で折り返していたが、再び谷地頭電停まで伸ばした。
参加定員はフル、ハーフともに4000人で、参加料はフル9000円、ハーフ5000円となる見通し。申し込み期間は来年3月中旬から1カ月ほどを予定している。(蝦名達也)