第1日は6日、大会5連覇を狙うアイスクラッシャーと昨年7位の土現フェニックスが対戦。開会式後に行われた試合は大雪に見舞われ、選手たちは降り積もる雪と戦いながらパックを争った。
視界が悪い中、アイスクラッシャーは第1ピリオド3分、井村博行が今大会初ゴールで先制。第1ピリオドを2―0で終えると、その後も第2、3ピリオド合わせて3点を追加。相手攻撃陣を完封し、危なげない試合運びで初勝利を飾った。
土現フェニックスはエースの井馬俊安を中心に相手ゴールに襲いかかったが得点には至らず、初戦黒星スタートとなった。
6日に熱戦の火ぶたが切られた第19回函館新聞社杯アイスホッケー大会。開会式後には早速開幕戦が行われ、降り続く雪に悪戦苦闘する場面が多くみられたが、選手たちは悪天候に屈することなく、闘志あふれるプレーをみせた。
開会式には全チームの代表らが集まり、函館アイスホッケー協会の大濱一夫理事長が大会の進め方などを説明。「今年は青函対抗なども地元で開催される。けがのないように戦おう」と選手同士の士気を高めた。
開幕戦となったアイスクラッシャー対土現フェニックス戦の開始直後からしんしんと雪が降り続き、一時は試合中止も検討されたが、2チームの選手が除雪作業に取り組み、何とか継続した。
今大会は29日の最終戦までに計21試合を行い、勝ち点方式で順位を競う。参加するのは、前人未到の5連覇がかかるアイスクラッシャー、前年準優勝のホワイトベアーズ、3位のファンキースタッフのほか、4位の函館フューチャーズ、5位のダイナマイツ、6位の北水ブルーマーリンズ、7位の土現フェニックスの7チーム。
試合は日曜日を除く毎日同8時ごろから行われる(天候などの都合で中止の場合あり)。観戦自由で、無料。屋外のため防寒具が必要。(毛利祐一朗、小杉貴洋)
アイスクラッシャー・猪口晧平
開会式を終え、気持ち良く試合を始められるかと思いきや、まさかの大雪。雪かきスタートとなり波乱の開幕となりましたが、チームの5連覇に向け努力したいと思います!
土現フェニックス・菊地慎之介
初の公式戦で強豪チームとの試合ができてとても勉強になりました。結果は敗れてしまいましたが、多くの収穫がありました。試合を重ねる中で上手になればよいと思います。
クラッシャー開幕戦飾る
アイスクラッシャー | 5 | 2-0 2-0 1-0 | 0 | 土現フェニックス |
【ア】①井村(1P3分)②井村(1P12分17秒)③廣澤→森(2P25秒)④森→友坂(2P3分43秒)⑤友坂→井村(3P9分07秒)
▽シュート数 【ア】53(16、19、18) 【フ】9(0、1、8)