東京五輪開催によるプロ野球公式戦中断中に行われている「2021プロ野球エキシビションマッチ」の北海道日本ハムファイターズ対横浜DeNAベイスターズが4日、函館市のオーシャンスタジアムで始まった。ファイターズは初回に中田翔選手が先制打を放ち、その後も得点を重ね5―2で勝利した。
同球場でのファイターズ主催試合は2017年以来4年ぶり。この日の函館の最高気温は31・5度と真夏日となり、スタンドは待ちわびたファンの熱気に包まれた。売店ではかき氷や冷たい飲料水に人気が集まり、函館市石川町の自営業、須藤孝明さん(49)は「久しぶりに地元でのプロ野球で、しかもセ・リーグとの試合なので面白い。コロナ禍で仕方ないが、冷たいビールを片手に観戦したかった」と話していた。
北斗市七重浜の主婦、内田美由里さん(33)は「声を出せないのは残念だが、生で見る楽しさは変わらない。毎年見たい」と話していた。5、6日は引き続きベイスターズ戦で、当日券も販売する。(山崎純一)