来年のマスターズ甲子園出場を目指して1月に発足した函大有斗硬式野球OB会(高田純会長)による函大有斗OBが21日、オーシャンスタジアムで初始動した。現役と同じデザインのユニホームを着ながら当時を思い出しながらプレーを楽しんだ。
昨年のマスターズ甲子園のキャッチボール甲子園に参加した内藤重彰代表(58)が同部OB会新年交礼会で「現役生を盛り上げたい」と呼び掛けて発足。元プロ選手の佐藤義則さん、澤田剛さんら往年の選手約45人がメンバー入り。今年の大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となったが、来年を見据えてスタートを切った。
10代から50代の約20人が午前8時までに球場入り。ウオーミングアップと内藤代表によるノック後、函館市内と七飯町のチームと2試合を行い、楽しみながら汗を流した。
元プロ選手の故・盛田幸妃さんの女房役として3度甲子園に出場した西村嘉浩さん(50)は「有斗のユニホームを着るとは思ってもみなかった。当時、甲子園を身近に感じたが、今思うと大変なこと。また甲子園に行ってみたい」と意欲を語る。
チームをけん引する高橋貴博主将(44)は「準備してくれた内藤代表に感謝。来年は勝って甲子園を目指す」と意気込む。会長と兼務する高田監督(45)は「優勝できるメンバーが揃ったと思う。現役の復活も願い、来年一緒に甲子園に行けるように頑張りたい」と力を込めた。(小林省悟)