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夏の甲子園中止 函館支部も落胆「気持ち整理つかない」

 日本高野連は20日、8月に開催される予定だった夏の甲子園「第102回全国高校野球野球選手権大会」の中止を正式に決めた。函館支部の選手、指導者からも落胆の声が上がっている。(小林省悟)
 新型コロナウイルスの感染拡大で、春に続いて夏の甲子園も中止となった。開催にわずかな望みをつないできた球児にとって辛い結論が突きつけられた。3年生は集大成の夏。昨年は夏、秋ともに支部代表をつかんだ函大付属柏稜高校の奈良諒介主将(17、3年)は「覚悟はしていたが、実際に中止になって気持ちの整理がつかない。今まで経験してきたものを夏にぶつけようと頑張ってきたので悔しい」と率直な思いを語った。同校の大柳昭彦監督(57)は「中止を尊重する反面、3年生の気持ちを考えると受け入れられない複雑な思いもある。頑張ってきた姿を見てきたので残念。選手の心をできるだけケアしたい」と気遣った。
 昨年の夏、秋ともに支部代表校として南大会、全道大会に出場した函館工業高校の山本裕也監督(39)は「目標の甲子園がなくなっても人間性をつくっていくのが野球だと思う。ショックではあるが、何のために野球をしているかということを改めて考え、文章で選手たちに伝えたい」と現実を受け止める。
 函館支部最多の夏7度の甲子園出場を誇る函大付属有斗高校。昨秋から古溝克之新監督(56)の下で、1997年以来23年ぶりの甲子園出場を狙ってきた。古溝監督は「自分ではどうにもできないということが人生にはある。現時点で選手たちに掛ける言葉は見つからないが、これまでの努力が無駄になることはなく、先の人生に生きてくる」と話している。
 甲子園の道は断たれたが、全道、支部大会の開催は道高野連の判断に委ねられる。統廃合で来春廃校となる函館稜北高校にとっては文字通り最後の夏。澤田篤生監督(24)は「多くの人に応援してもらい、さまざまな人たちの思いを背負っている。何とか1試合でもできれば」と語る。道高野連函館支部の品田義雄事務局長(62)は「全道大会を開いてほしいし、支部としてもできるように準備している。今は道高野連の判断を待つしかない」としている。










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