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「オーシャン」魂受け継ぐ 中学硬式野球 函館北リトルシニア

 中学硬式野球の函館北リトルシニア(竹田謙治監督、団員15人)は今春から、日本最古の野球クラブ「函館太洋(オーシャン)倶楽部」(辻見典之監督)と連係し、公式試合以外でチーム名にセカンドネームとなる「オーシャンジュニア」を付けて活動する。選手の強化はもちろん、競技人口の拡大にもつなげる狙いで、竹田監督は「お互いの良さを出し合いながら道南野球を盛り上げられれば」と期待を込める。
(小杉貴洋)
 現存するクラブとして最も長い歴史を持つ函館太洋倶楽部は、1907(明治40)年に創設。今年で110周年を迎え、これまでに全国大会でも好成績を収めてきた。一方の函館北リトルシニアも96年に結成、全国選抜野球大会など全国を3度経験するチームとして知られる。
 道南ではここ数年、少子化の影響と別競技が増えたことで野球離れが深刻になり、選手集めに苦慮するチームが多くある。さらに冬期を含む練習場の確保も大変で、道南から甲子園への出場機会が長らくないことなどもあり、現状に心を痛めた竹田監督ら関係者が、以前から練習などをともにする仲だった辻見監督らに「選手層の底上げを図るためにも協力してほしい」と頼み、同じ思いを共有していたことから快諾し、連係をさらに深めることとなった。辻見監督は「社会人と中学生という年代の違いはあるが、野球が好きなのは一緒。活性化のためにもこれしかないと思った」と振り返る。
 今後は、函館北リトルシニアが東山町に所有する室内練習場を共有するほか、双方が練習のために借りた場所での合同練習などを企画する予定。竹田監督は「歴史あるチームから学ぶことは多い。社会人ならではのスピード感ある野球を子どもたちに教えてほしい」と望む。辻見監督も「将来的にはうちのチームに入ってくれる選手が一人でも増えてくれれば」とほほ笑む。
 函館北リトルシニアは、練習などの際に着用する「オーシャンジュニア」と胸に書かれたセカンドユニホームを作成。2日に木古内町で行われた練習試合で初披露した。同チームの櫻井玲碧主将(附属小6年)は「オーシャンジュニアの名前に誇りを持ってたくさんのことを吸収したい」と話し、今季の全国大会出場に向けて闘志を燃やしている。










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