プロ野球の新人選手選択(ドラフト)会議で埼玉西武ライオンズから育成3位指名された川下将勲投手(18、函大付属有斗高3年)が10月31日、同球団の水澤英樹担当スカウトから指名のあいさつを受けた。川下投手は「今まで以上に練習に力を入れないといけないと感じた。自分の特徴を生かしつつ球速を伸ばして、直球で三振を取れる投手になりたい」と意気込んだ。
水澤スカウトは午後3時25分ごろ来校。小高亮校長、片口伸之監督、川下投手が出迎え、約30分会談した。水澤スカウトは「長身のサウスポーで角度があり、質の良い直球を現時点でも投げられている。さらにプロでレベルアップして、体ができてくればどのポジションでも投げられる」と評価。「変化球も良いものを持っていて器用。あとは彼の努力次第。気持ちを強く持った選手なので野球を上手になるために打ち込んでほしい」と期待を込めた。
片口監督は改めて球団の指名に感謝し、「ここからが本当の勝負。長くプロ野球の世界で活躍できる選手になってほしいので、この1、2年を勝負に考えて取り組んでほしい」とさらなる成長を願った。
球団の松井稼頭央監督直筆のサインが入ったドラフト入場IDとサイン色紙をもらった川下投手は「うれしい」と笑顔。「メリハリのある生活をして、動ける体作り、体の厚みを増していくことに力を入れたい」とプロ入りを見据えた。(小林省悟)