バドミントンのナショナルメンバーで北斗市出身の佐々木翔選手(33)=トナミ運輸=が、リオデジャネイロ五輪(8月)で2大会連続となる男子シングルス出場権を獲得した。5日に世界バドミントン連盟が発表した世界ランキングの同種目で日本人トップの27位となり、出場切符を得た。
バドミントンの五輪出場は、昨年5月から1年間のポイントレースによるランキングで決まる。シングルスは16位以内に複数の選手のいる国や地域は2枠、1人の場合は1枠を与えられる。違法カジノ店での賭博行為が発覚し、日本協会から無期限の出場停止処分を受けた桃田賢斗(NTT東日本)が4月21日発表時点で4位だったがその後に抹消され、佐々木選手が最上位となった。
関係者によると、佐々木選手は6月中旬まで海外遠征などのスケジュールが決まっているため、この後に帰省してもらうことを要望しており、壮行会を開きたいとしている。
日本からは5種目に計6つの出場権を獲得。9日に都内で代表発表会見を行う。(山崎純一)
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佐々木翔(ささき・しょう)1982年、北斗市(旧上磯町)出身。33歳。幼いころから競技を始め、上磯中から名門・関東一高(東京)に進み、シングルスでは2、3年の時に高校総体で準優勝。東京富士大短大1年でインカレ準優勝。07、14年全日本総合選手権優勝。11年日本リーグ最高殊勲選手賞。12年のロンドン五輪ではベスト8入りを果たした。