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(荒井三津子さん・暮らしのパレット)「薔薇に寄せる愚痴」

 好きな花を一つ選ぶとしたら、やはり薔薇かもしれない。それもツルバラ。写真のモッコウバラは、とげがなく扱いやすい上、とても丈夫。黄色い食器に添えて毎年短いその季節を楽しんでいる。
 寺社への花の奉納や茶室の花は、男性の手によるところが多いが、花を食卓にという発想は古今東西、女性に特有の楽しみかもしれない。だとすれば不思議な気がする。
 都知事選で、女性が立候補表明したことでなんだか騒がしい。アメリカの大統領選挙もそうだが、いつになったら性別に触れずに報道するようになるのだろうか。専門が理系なだけで「リケジョ」と分類するのだから仕方がないか。
 娘たちが大学受験に失敗し、浪人生活を余儀なくされた時「そんなに頑張らなくても、いい人を見つけて結婚したほうがいいのに」という声を幾度聞いたかしれない。私が若いころから全く変わらない世論にがく然とした。
 先日、就活の一環として日本を代表する大企業を訪問した次女が、子育てしながら仕事をする女性たちの実状を質問したところ「旦那さん次第だね」と一笑に付されたという。一方で、就活はするが、できれば専業主婦になりたいという女子学生も増えているという。男女平等機会均等、子育支援という言葉のむなしさと、女性の生きづらさをあらためて痛感している。
 男女の機能や特性の違いは当然だが、学んだり働いたりする機会は平等であってほしい。だが、世の中の目と現実はいつまでたっても変らない。実に面白くない。(生活デザイナー)

      暮らしのパレット

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