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荒井三津子さん・暮らしのパレット/お米づくり

 今年も稲刈りが始まった。さて、新米は収穫してからいつまでの米のことを言うのだろうか。調べたら定義には二通りあった。収穫時期の前年の11月1日からその年の10月31日までに収穫された米、もしくは、収穫した年の12月31日までに精米や袋詰めされた米のことだという。少々複雑だ。
 だが今は多少古くなっても、昔とは違って急激に味が落ちることはない。昔の道産米は古くなるとまずかった。いや、古くなくても、本州のササニシキ、コシヒカリ、後発のあきたこまちなどには味の面では勝てなかった。不毛の大地と言われた北海道での米作りはそれほど難しかったのだ。
 多くの人々の果敢な挑戦と努力の末、やっと安定的に作れるようになったら減反、生産調整。自然災害もあった。ご苦労は計り知れない。だが1980年、本州の米に負けないおいしい北海道米をめざすプロジェクトが動き出した。それからの躍進は多くの知るところである。「きらら397」が印象的なネーミングとともに市場に並んだ時は記憶に新しい。
 北海道米は名実ともに一気に注目され、その後「ななつぼし」「ふっくりんこ」「ゆめぴりか」はどれも食味ランキングで特Aを獲得し、高品質米の地位を不動のものにした。北海道稲作の発祥の地は今の北斗市である。1692年とある。北海道稲作の父といわれる中山久蔵が「赤毛」品種の育成に成功してからほぼ150年。生産者と研究者の不断の努力の賜物である。今はおいしいお米は北海道産である。(生活デザイナー)










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