• 特集
    第64回春季北海道高校野球大会
  • 5/2
    函新ウイークリーレビュー
  • 5月のプレゼント
    映画鑑賞券
  • 求人情報
    事務スタッフ、記者(未経験OK)

荒井三津子さん・暮らしのパレット/お米づくり

 今年も稲刈りが始まった。さて、新米は収穫してからいつまでの米のことを言うのだろうか。調べたら定義には二通りあった。収穫時期の前年の11月1日からその年の10月31日までに収穫された米、もしくは、収穫した年の12月31日までに精米や袋詰めされた米のことだという。少々複雑だ。
 だが今は多少古くなっても、昔とは違って急激に味が落ちることはない。昔の道産米は古くなるとまずかった。いや、古くなくても、本州のササニシキ、コシヒカリ、後発のあきたこまちなどには味の面では勝てなかった。不毛の大地と言われた北海道での米作りはそれほど難しかったのだ。
 多くの人々の果敢な挑戦と努力の末、やっと安定的に作れるようになったら減反、生産調整。自然災害もあった。ご苦労は計り知れない。だが1980年、本州の米に負けないおいしい北海道米をめざすプロジェクトが動き出した。それからの躍進は多くの知るところである。「きらら397」が印象的なネーミングとともに市場に並んだ時は記憶に新しい。
 北海道米は名実ともに一気に注目され、その後「ななつぼし」「ふっくりんこ」「ゆめぴりか」はどれも食味ランキングで特Aを獲得し、高品質米の地位を不動のものにした。北海道稲作の発祥の地は今の北斗市である。1692年とある。北海道稲作の父といわれる中山久蔵が「赤毛」品種の育成に成功してからほぼ150年。生産者と研究者の不断の努力の賜物である。今はおいしいお米は北海道産である。(生活デザイナー)










      最新記事











      休日当番医
      渡島・檜山管内
      休日当番医(5月6日)

      きょうの人生指針/誕生月占い

      きょうの人生指針/誕生月占い
      函館新聞デジタルとは
      函館新聞デジタルとは
      函館新聞 デジタル お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      最新ニュース

      アクセスランキング

      1. まち挙げて2人を祝福 江差で花嫁行列
      2. 七飯町大中山の自動車整備工場で火災
      3. 七飯町仁山で乗用車と軽ワゴン車衝突、6人が搬送
      4. 待ってた!「春のまつり」で知内のカキ堪能
      5. 渡島総合振興局、食材ハンドブック「南北海道食彩王国」を刷新 食と観光ブランド力強化
      6. 少年野球シーズン本格化 全日本学童野球支部大会開幕
      7. 春、新たな一歩2025⑤/函館市工業振興課主事・斉藤築さん(33)「起業に挑戦する人の力に」
      8. GW後半笑顔満開 函館公園、桜の下で遊具楽しむ
      9. 〝動く美術館〟函館に初入港 クルーズ船「リビエラ」
      10. 「200系カラー」西部地区などを陸送

      函館新聞宅配購読お申込み

      函館新聞宅配購読お申込み

      お試し(1週間)もございます。

      フリーマガジン「ハコラク」も毎月お届け

      はこしんフォトサービス
      フォトサービス

      掲載された写真を購入できます

      フォトサービス
      はこしんバックナンバー
      バックナンバー

      過去3ヵ月以内の函館新聞を購入

      はこしんバックナンバー
      はこしんポスト
      ポスト

      取材依頼・情報提供・お問い合わせ

      はこしんポスト

      国内外の主要ニュース


      クローズアップ

      レッツ!就労支援

      誰もが暮らしやすい、生きやすい社会に向けた課題を探ります
      レッツ!就労支援

      ニュースカレンダー

      紙面ビューア

      SNS公式アカウント

      イベント情報(5月 6日)

      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      関連サイト