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荒井三津子さん・暮らしのパレット/旬

 野菜の価格の変動が気になる。消費者としては一年中安定した価格であってほしいが、それは無理な話。ハウス栽培もあるが多くの野菜は路地で育つ。生育と収穫は天候次第である。植物とてウイルスにもやられる。農家の方々のご苦労には頭が下がる。
 早くも秋風が吹き始め、そろそろ実りの季節である。地元の野菜を大いに楽しみたいところだが、北の大地で育ったサイズのそろった美しい野菜は本州の高級レストランで大人気だという。おいしくて栄養豊富、しかも美しいものが高値で取引されるのは当然である。地元を素通りして出荷される野菜も多いのだろう。他方、袋やパック詰めの野菜の産地は九州地方ったり四国地方だったり。外国産の野菜もスーパーには並び、一年中途切れることなく供給されていることには感謝せねばなるまい。
 コロナウイルスはあっというまに世界中にまん延した。地球は意外なほど小さく、人間の生活空間は狭い。流通さえ滞らなければどこの野菜でもすでに気にすることはないような気がしてくる。肉も魚介類も遠くから輸入している。だがやはり野菜は地元のものを食べたい。生育にぴったり合う土地で育った野菜には特有の香りがあり、とにかく味が濃い。越冬野菜にはまた格別の味わいがある。
 どうであれ北海道の野菜はおいしい。普段の食卓には見目麗しくない野菜で十分。不ぞろい大歓迎である。大地が雪に覆われる前に今が旬の野菜を食べたい。今年は特にそう思う。(生活デザイナー)

      暮らしのパレット











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