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荒井三津子さん・暮らしのパレット/学び方・教え方

 わが家の家庭の味を一つあげるとしたら、松前漬けのおむすびだろう。炊きたてのご飯に松前漬けをたっぷり混ぜてラップで包むだけ。お弁当や夜食に母がよく作ってくれた。私も週に2、3度は作る。離れて暮らす娘たちも、松前漬けを見つけたら作るようだ。おむすびのような簡単なものでも、子供の頃から見たり手伝ったりしてこなければすぐには作れない。学校だけでなく家庭や社会でいつの間にか学ぶことは意外に多い。
 今回のウイルス騒ぎは指導の仕方について深く考える機会になった。今までマスクをする習慣がなかった国の人たちもマスクをするようになったし、ソーシャルディスタンスの意識は世界中に普及した。わずか2カ月で人々の行動様式が変わったからだ。その背景には専門家たちによる行動経済学的な作戦もあったと聞く。「あなたのために」に「あなたと、あなたの身近な人のために」と一言加えるだけで予防の意識は強くなるという。
 「帰省禁止」ではなく「帰省はオンラインで」という代替え案で自粛への抵抗は少なくなったらしい。「手を洗おう」より「となりの人は手を洗ってますか」という張り紙に効果があったというから驚きである。床に貼った足型は、世界中の人に距離をとって待つことを無言で教えた。オンラインだけでなく、指導する側が選ぶ言葉や提案の仕方で人々の意識と行動はこれほど変わるということだ。教育にはアナログの工夫の余地がまだたくさんありそうだ。
(生活デザイナー)
 

      暮らしのパレット











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