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(荒井三津子さん・暮らしのパレット)「文化のかたち」

 読者の皆さんは「節分」に何をまいただろうか。「え? 豆でしょ? 大豆か落花生かということ?」と怪訝(けげん)な顔をなさる方もいらっしゃるかと思うが、改めて聞いてみたくなるほど、私は今、少し困惑している。
 節分の前日、以前コメンテーターをしていたテレビ番組から急遽問い合わせがあった。北海道では節分にチョコレートをまくところがあるので、それに対する意見が欲しいというのだ。初耳だった。豆まきは炒(い)った大豆をまくことに意味がある。だが、何をまくかということより、「まく」というアクションだけが強調されて、どうせまくなら衛生的でおいしいチョコにと、北海道らしい合理的な発想になったのかもしれない。
 番組の事前の調査と放映中に寄せられた声によるとなんと60年前には落花生と一緒にチョコをまいていた方もあって驚いた。北海道では落花生をまくところが多いので、年中行事に地域差があるのは当然である。ライフスタイルの変化に伴い、結婚式や葬儀のやり方や衣装も変ってきたのだから、行事の形も時代とともに変って当然である。
 豆アレルギーの人もいるだろうし、どうせ拾って食べるなら豆より美味しいチョコがいいというのも問題はあるまい。だが、道外でも神社や寺で縁起のよい文字を書いた紙でつつんだチョコをまくところもあるらしい。上棟式などで餅や菓子をまく地域は広く日本中にあるが、さて節分の場合、どこまでが許容範囲なのか、深く考えさせられた今年の節分だった。(生活デザイナー)

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