函館地方気象台は23日、函館市でサクラの開花を発表した。平年より5日早く、昨年より5日遅い開花となった。札幌市でも同日に開花、松前町は20日に町独自の開花を宣言しており、道内に花見の季節が到来した。
函館では11日に最高気温が5月下旬並みの17・8度を観測したものの、14日は9・6度など肌寒い日もあり、開花の足踏みが続いていた。
この日は午後3時ごろ、同気象台の職員が五稜郭公園にある標本木のソメイヨシノで5~6輪以上が咲いていることを確認し、開花を宣言した。函館は24日から曇りや雨の日が続くことで、同気象台は28日ごろに満開すると見込んでいる。
函館市では、函館公園と五稜郭公園で5月6日まで花見電飾を実施(午後7時~同9時)。期間中は特定のエリアでガスコンロや炭火の使用が可能としている。(市丸和秀)