函館市恵山地区の一大イベント「第32回恵山ごっこまつり」(実行委主催)が11日、道の駅なとわ・えさん前特設会場で開かれた。4年ぶりのフル開催で、昨年より多い約2900人が来場。名物のゴッコ汁のほか、漁協が新鮮魚介類を販売した売場に来場者は列を作り、冬ならではのグルメを味わった。
ゴッコ汁は、チケット販売開始前から行列ができ、午前11時40分には850食分のチケットが完売。えさん漁協や戸井漁協などが販売した捕れたての魚介類も人気で、売り切れも相次いだ。
また、ゴッコに触れ合ってもらおうと水槽に生きたゴッコを展示したコーナーも企画。担当者がゴッコを持ち、子どもがタッチする場面を記念撮影する光景も見られた。実行委の成田竜輔会長(36)は「イベントを通じ浜の活性化につながってほしい」と話した。
家族4人で訪れた北斗市本町5の会社員、和田一彦さん(68)は「初めてイベントに来た。ゴッコ汁の味はマイルドでおいしかった。生干しゴッコやツブも購入できたので、来て良かった」と笑顔だった。(竹田 亘)