函館市は7日、冬季閑散期の観光誘客につなげるため、市内のホテルや旅館の宿泊費を最大半額とする「函館の冬割」の対象商品について、すべての新規予約販売(8日以降)を一時停止すると発表した。政府が東京など首都圏1都3県に緊急事態宣言を発令したことを受けた措置。予約販売は宣言解除後に再開する予定で、市民の利用のみ販売は継続される。
「冬割」は、1泊5000円以上が対象の宿泊料金の半額(1万円上限)助成と、販売額1万円以上の交通費などを含むパッケージ商品に5000円を補助。ともに期間は今年2~3月で、3連泊まで適用し計20万人泊を想定している。
昨年12月から予約販売を開始しており、これまでの予約分については通常通り利用できる。予約販売は2月7日に見込まれる宣言解除後に再開する方針。
また、イルミネーションイベント「はこだて光の万華鏡」の元町公園会場は2月5日の開始日を、同10日に変更する。
市観光部は「今後のコロナの動向によっては変更もあり得るが、現在のところ一部見直し以外は通常通り実施したい」としている。宿泊料金助成や冬季特別イベントについての問い合わせは、市冬季観光誘客キャンペーン事務局(0138・87・6164)へ。