開港160周年記念函館港まつり(実行委主催)は2日、メインイベントのパレード「ワッショイはこだて」が始まった。初日の十字街・松風コースには、62団体、約9200人、山車64台が参加。10年ぶりの参加となった長崎市の「長崎龍踊り(じゃおどり)」が壮観な舞を披露するなど西部地区は熱気に包まれた。
十字街での出発式で実行委の渡邉兼一会長は「ゴールまで最高の踊りとパフォーマンスで大いに盛り上げてほしい」とあいさつ。パレードは午後4時半、豊川町広路からスタートし、1部は、函館市消防音楽隊や郷土芸能函館巴太鼓振興会などの港おどりで幕を開けた。2部では、子供いか踊りとサマーカーニバルが行われ、子どもたちが元気いっぱいに踊りを披露したほか、長崎の伝統芸能、龍踊りは長さ20メートルの龍が勇ましく宙を舞い観客を魅了。3部の函館いか踊りは、約4800人が函館ならではのいか踊りでまつりを盛り上げた。
一方、十字街高田屋通りでは恒例のビアガーデンで飛び入りカラオケ(函館新聞社協賛)が盛り上がり、祭り気分を満喫。マレーシアから観光で訪れていたティ・エンさん(30)は「1年に1回の祭りが偶然見られてラッキーです」と話していた。
3日は、午後5時からワッショイはこだて2日目の千代台・五稜郭コースを行う。(木村京子)