北海道新幹線開業100日前カウントダウンイベントが12日、金森ホール(末広町14)で始まった。新幹線で函館との距離が縮まる東北6県にスポットを当てて、バーに見立てた会場でご当地グルメやアルコール類の販売、郷土芸能のステージで盛り上げた。
市や函館商工会議所、函館国際観光コンベンション協会、JR北海道などでつくる実行委の主催。開業前最後のPR機会として、はこだてクリスマスファンタジーと連動したイベントを企画した。
会場には東北6県の日本酒やビール、ワインなどをそろえた「SAKE BAR」、せんべい汁、きりたんぽなど郷土の温かい料理を集めた「グルメBAR」、一風変わった「鯨大和煮」「いぶりがっこ」などの缶詰を集めた「ご当地缶詰BAR」などが並んだ。
開場とともに多くの市民らが押し寄せ、ほぼ満員の状態。ステージでは津軽三味線、盛岡さんさ踊り、仙台すずめ踊り3地域の郷土芸能の熱演があり、大きな拍手が送られたほか、青森県七戸町のPRも行われた。
開場イベントに先立ち、JR函館駅には、ミスはこだての岩舘りなさん、北斗市の「ずーしーほっきー」、木古内町の「キーコ」らご当地キャラクター10体が勢ぞろい。札幌や青森からの特急で到着した乗客をオール道南で出迎えた。
最終日の13日は、同ホールは午後4時半開場、同9時終了。芸能ステージは同8時からの1回のみ。同5時45分からは、クリスマスファンタジー特設ステージの点灯式に、北海道新幹線応援隊キャプテンの暁月めぐみさん、イカール星人、函館はやぶさPR隊らが登場する。(今井正一)