函館市恵山地区の冬の味覚を味わう「第28回恵山ごっこまつり」(実行委主催)が11日、道の駅「なとわ・えさん」で開かれた。大勢の家族連れが訪れ、寒空の下おいしいゴッコ汁を味わった。
この日は同地区の主婦らが手作りしたゴッコ汁を、約700食用意。イベント開始前から長蛇の列ができ、販売開始からわずか30分で売り切れてしまう人気ぶりで、雪がちらつく中、温かいゴッコ汁を味わう来場者で会場が埋め尽くされた。市内川汲町から訪れた柴田淳一さん(64)は「寒空の下で食べるゴッコ汁は格別。卵のプチプチとした食感もあって、とてもおいしい」と笑顔だった。
このほか会場ではゴッコの生干しやババガレイ、活ツブやヒラメといった地元産の海産物が販売されたほか、海鮮焼きそばやタコ串などのグルメが登場。いずれのブースも盛況だった。イベント運営に携わった泉義峰実行委員長は「今後も地域に根付いたイベントとして継続し盛り上げていきたい」と話していた。(野口賢清)