9月の函館港には延べ6隻の客船が入港する。函館発横浜行きのクルーズに出発する「飛鳥II」(5万142トン)、2014年以来となる大型船「セレブリティ・ミレニアム」(9万1000トン)など、さまざまな船体を楽しめる。
8月の入港が台風の影響で中止となった郵船クルーズ(横浜)の「飛鳥II」は9月の8、22日に寄港。8日は午前9時に入港し、函館から乗客を乗せて同11時に出港。函館市民クルーズとして北海道新幹線を組み合わせた「レール&クルーズ」の商品が販売され、函館の出発港としての役割を広げる。22日(午前9時~午後9時)は今季の最終寄港となる。
セレブリティクルーズ社のプレミアム船「セレブリティ・ミレニアム」は通算3回目の寄港。乗客定員は2000人を超え、船内のレストランには20世紀初頭に大西洋を横断した「オリンピック号」の調度品を使用している。15日午前10時半から午後7時半まで港町埠頭に滞在する。
日本クルーズ客船(大阪)の「ぱしふぃっくびいなす」(2万6594トン)は、日本一周クルーズの途中。9日午前8時に入港後、西埠頭に停泊したまま一夜を過ごし、10日午前8時に出港する。
このほか、シルバーシー・クルーズ社の探検船「シルバー・ディスカバラー」(5218トン、3日午後0時半~同11時半、西埠頭)は今季2回目、プリンセス・クルーズ社の「ダイヤモンド・プリンセス」(11万5875トン、6日正午~午後11時、港町埠頭)は今季6回目の寄港となる。(今井正一)