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日本陸連が後援へ「2020函館マラソン」

 函館市内で7月5日に開催される「2020函館マラソン」で、函館市教委は23日、今大会から日本陸上競技連盟(日本陸連)が、後援として加わる見通しとなったことを明らかにした。道内のフルマラソンとしては北海道マラソン(札幌)に続く2大会目で、3月にある同連盟の理事会で正式決定する。
 同日、市役所で開いた実行委員会(岡部寿一委員長)総会で報告があった。同委員会の副委員長で北海道陸上競技協会の橋本秀樹専務理事は「後援大会の見直しが進む中で認められたということは、運営が評価されたということ。特に安全対策は地味に見えるが大きな評価点」とこれまでの運営をたたえた。
 函館マラソンは参加選手の意見を反映させ、高評価を得てきた。事務局は「安心・安全に配慮し、ランナーの満足度を高めたい」と意欲。その上で、昨年は千代台公園陸上競技場の雨天走路を利用した荷物預かり所が出走直前に混雑したことを受け、動線の見直しやアナウンスの時間を早めるなどの対策を講じることを紹介。将来的に1万人規模の大会を目指す上で、同行者も楽しめるような工夫にも言及し、「おもてなしフェスタ」の協賛機関と連携して、ランナー以外でも地元グルメが楽しめるよう工夫したいとした。
 また、今年は札幌で行われる東京五輪のマラソン競技(女子8月8日、男子同9日)の約1カ月前に当たることで、事務局は「準備や調整の大会としてハーフに参加する代表選手もいるかもしれない。協力は惜しまず、調整して態勢を整えたい」とした。
 参加者の申し込み受け付けは、インターネットで2月25日午後9時に開始し、先着順で4月17日午後5時まで。また、参加者の約7割が函館市以外からということで、宿泊付きエントリーは2月17日午後9時からJTBスポーツステーションで先行受付する。宿泊だけのあっせんは同25日午後9時から同ステーションで行う。
 定員はハーフ、フルとも4000人で、参加費はハーフが5000円、フルが9000円。
 総会には委員23人中18人が出席し、20年大会の事業計画と収支予算を承認した。(小杉貴洋)










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