【乙部】道内のトップを切って1日、乙部町の新年交礼会(町主催)が同町民会館で開かれた。140人が集い、穏やかな新春の幕開けを喜び、一層の飛躍を誓った。
寺島光一郎町長は「春には日本海で100万匹のニシン放流が行われる予定で、町内でもナマコ養殖などに力を入れていく」と漁業振興策の充実を掲げたほか、4月に稼働するミネラルウオーター工場など民間企業に対する行政としての協力姿勢を強調。「人口が減っても、住民が豊かで誇りを持てるまちづくりを進める」と述べた。
さらに、町内のバリアフリーホテルを東京パラリンピック(2020年)時に合宿地としたい考えや、元和台海浜公園「海のプール」を障害者らが積極的に利用できるように整備したい考えを示した。
来賓の幡宮輝雄桧山振興局長が祝いの言葉を述べたほか、前田一男衆院議員、内田尊之道議があいさつした。
乙部町の新年交礼会は、漁業関係者の出漁などの準備が始まるため、毎年元日に行う。(田中陽介)