JR函館駅前(若松町)の花壇が花盛りを迎えた。赤やピンク、黄色など約30種の草花が咲き誇り、花壇内の通路を歩くことも可能。函館の玄関口で多くの市民や観光客の目を楽しませている。
「函館駅前花いっぱい業務」を受託する桔梗造園(石川町、山本久明社長)とNPO法人「スプリングボードユニティ21」(折谷久美子理事長)が整備。函館港まつりの時期に最もボリュームにあふれるよう、6月中旬にゼラニウムや四季咲きベゴニア、サルビア、ラベンダーなどの夏花に植え替えた。
歌壇内には花の銘板を置いているほか、広場の看板では、日本語、英語、中国語(繁体字、簡体字)、ハングル、ロシア語での名前と写真で紹介する配置図も設置している。
また、同社は函館駅前特設会場で開催中のはこだてグルメガーデン会場の花壇も担当。ウエルカムツリーとして、駅前と同じスパイラルコニファーを置くなどした。
同社取締役の山本かおるさんは「レンガの小道を通って花を眺めたり、歩道側の波の形を表現した花壇も見てもらいたい。市内各所のフラワーバスケットも見ごろ。楽しんでほしい」と話している。(今井正一)