夏の観光シーズンを迎え、函館市の五稜郭タワー(中野恒社長)の展望台で3日、窓ガラスの清掃作業が始まった。作業員の乗る可動式ゴンドラが降りてくると、緑豊かな五稜郭公園を見ていた来場客から歓声が上がった。
展望台の高さは地上90メートル。計315枚(総面積874・52平方メートル)ある窓ガラスを作業員が3人一組となってワイパーや雑巾で丁寧に磨いていった。
釧路から旅行に来ていた冨原果歩ちゃん(6)は「(自分でやるのは)怖そう。きれいになっていてすごい」と話していた。
清掃作業は春、夏、秋の年3回程度行われており、今回はお盆帰省や夏休みシーズンに合わせ、「汚れのないきれいなガラス越しに景色を見てほしい」(同社)と実施している。
作業は4日も午前9時~午後5時に行われる。雨天や強風で中止、延期になる場合もある。(伊藤 尚)