前線を伴った低気圧が北海道付近を通過し、暖かく湿った空気が入り込んだ影響で道南は大気の状態が不安定となり、28日は未明から早朝にかけて大雨となった。気象庁の速報値によると函館市戸井泊で午前11時現在の24時間降水量が90ミリに達し、7月として過去最大となった。函館でも57ミリを観測した。
この影響で同日午前、函館市戸倉町で倒木があり、一時道路をふさいだが、事故やけが人の発生はなかった。場所は道道函館南茅部線から函館戸倉中に向かう市道。
函館地方気象台によると、渡島・桧山の28日は雨が続き、所により雷を伴い激しく降る。渡島西部では非常に激しく降る見込み。夕方までに予想される降水量は多い所で80ミリ。
JR北海道は朝に発車する函館-札幌間の特急4本で運休したが、正午現在、在来線、北海道新幹線ともに遅れは出ていない。今後の雨量によっては運行に影響が出るため、最新情報の確認を呼び掛けている。