JR北海道は22日、9月30日に定期運行を終了した特急車両「キハ281系」を使った2日間限定の臨時列車「スーパー北斗」号を函館―札幌間で運行した。沿線には同社の高速化を代表する顔のラストランを写真に収めようと大勢の人が見られた。
1994年3月のデビュー当時の名前で運行。8両編成で、下り先頭車両前頭部は導入初期の「HEAT(Hokkaido Experimental Advanced Train)」が書かれている。上下線とも途中停車は東室蘭のみ。
下りは2016年3月の北海道新幹線開業前まで走行していた藤城線を経由。七飯町内の高架橋部を見渡せる場所には約15人の鉄道愛好家らが集まり、最後で懐かしさを感じる雄姿が見えると盛んにシャッターを切っていた。
同列車は23日も運行。下りは午前8時35分函館発、上りは午後4時37分函館着。(山崎純一)