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気さくな人柄 函館でもしのぶ アントニオ猪木さん死去

 1日に亡くなった元プロレスラー、アントニオ猪木さん(享年79)は現役時代の試合のみならず、初の主演映画のロケやプライベートで何度も函館を訪れた。気さくな人柄で交流を深め、思い出を作った市民からは追悼の言葉が聞かれた。
 子どものころから猪木さんの試合を見ていたという、プロレス団体「道南リング」代表のプロレスラー・カツオ選手(36)は「小学生の時に猪木さんの自伝で読書感想文を書いた。猪木さんがタレントや国会議員で活躍して世間にプロレスを広めたように、自分も道南に広めて元気を届けたい」と力を込めた。
 2008年6月には函館ゆかりの芥川賞作家、辻仁成さんが監督を務める映画「ACACIA(アカシア)」(10年公開)のロケで来函。団地に住む初老の元覆面レスラーという役柄で、日吉町4にあった市営住宅にはリングも作られた。当時の西尾正範市長を辻監督と表敬訪問し、「はこだて観光大使」の委嘱を受けた。函館市青函連絡船記念館摩周丸では夜釣りのシーンを撮影。同館指定管理者の高橋摂事務局長(68)は「威張らず、プロレスラーというオーラはなく寡黙に撮影に取り組み俳優らしさを感じた」と話す。
 猪木さんはイベントなどで一般人から依頼を受け、右の張り手で顔面を叩く「闘魂注入ビンタ」が定着した時期もあった。市末広町の函館ビアホールでは約10年前、猪木さんがビールを楽しむ傍ら、客の依頼で闘魂注入を求める列ができたことも。後藤敏一総支配人(56)は「自然な雰囲気で始まり店内が盛り上がった。希望者を整理したことを思い出し、胸が熱くなった」と話す。
 市内若松町で海産物を販売する栄屋の遠山滋社長(67)は「約15年前に来店されてからの親交。具合が悪いと聞いてからは好物のカニやメロンを年に数回贈り喜ばれた。従業員全員に闘魂注入してもらいみんな喜んでいた。本当に悲しい」としのんだ。(山崎純一、小杉貴洋)










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