函館大谷高校(丸山政秀校長)で22日夜に行われた「青稜祭」の前夜祭で、縦5メートル、横10メートルの巨大なモザイクアートが今年もお目見えした。北海道新幹線H5系車両と新函館北斗駅が浮かび上がった力作に、生徒たちから大歓声が上がった。
アートは今年で4年目。生徒300人は1センチ四方の升目1440個に区切ったA3判の紙を2枚ずつ担当。3日間かけて青や白、緑など8色に塗り分け、それを618枚貼り合わせた。車両と駅を緻密に再現、アートの左上には英語で「青春を忘れるな」と描いた。
お披露目は同校グラウンドで行った。アートを始めて以来、雨天により体育館での展示が続いていただけに、生徒たちの感動もひとしお。「すごい」と声が飛んだ。生徒会長の中村楓さん(3年)は「かなりいい出来栄え。全校生徒で新幹線開業をお祝いできた」と満足げに語っていた。(稲船優香)