7日の函館市内は、七夕にちなんださまざまなイベントが催され、各地で子どもたちの笑顔があふれた。(半澤孝平、金子真人、山田大輔)
●GO太くんお出迎え 五稜郭タワー
○…五稜郭タワー(五稜郭町)では、マスコットキャラクターの「GO太くん」や浴衣姿のスタッフが子どもたちを迎えた。
菓子やろうそく、GO太くんシールなどの詰め合わせ300袋を用意。元気いっぱいに七夕の歌を歌った子どもたちに、スタッフが笑顔でプレゼントを手渡していた。
同タワーからのスタートという函館八幡小学校4年の小笠原諒君(9)と佐々木郁人君(9)は「七夕は毎年楽しみ。今年もできる限り回って、お菓子をたくさんもらいたい」とにっこり。
●キャラメル取れた! 道南食品
○…道南食品(千代台町)では、七夕に合わせてキャラメルのつかみ取りが行われた。近隣の親子連れら約700人が詰めかけ、楽しそうに歓声を上げた。
今年で3回目。集まった児童は、1箱18粒入りのさまざまなキャラメルが入った箱の中に手を入れ、つかみ取りに挑戦。「当たり」を手にした参加者には、さらに20粒入りのキャラメルなどが振る舞われた。
友達と訪れた函館中島小学校3年の田岸桃香さん(8)は「キャラメルが大好きなので、4つも取ることができてよかった」と笑顔で話していた。
●よさこい躍動 柏木商友会
○…函館市柏木町周辺の商店54店でつくる柏木商友会(高杉正樹会長)は、町内の園芸店「かすみ園」で、函館短大付属幼稚園の5歳児36人と製作した笹飾りを設置した。
今年で5年目の取り組み。駆け付けた園児たちは、七夕の歌やよさこいソーラン踊りを披露し、会員らと交流を深めた。
石田織愛(おりあ)ちゃん(5)は「みんなと頑張った踊りが楽しくできて良かった」と笑顔。高杉会長は「地域の宝である子どもたちに、楽しい思い出を作ってもらいたい」と目を細めた。
●お菓子ありがとう 西署
○…函館西署(海岸町)では署員のほか、函館西防犯協会や同署少年補導員連絡協、函館西交通安全協会、西地区安全運転管理者協会が子どもたちを歓迎した。
玄関前に七夕飾りと交通安全や振り込め詐欺被害の注意を呼び掛ける旗を立て、菓子にも飲酒運転撲滅を訴えるメッセージを貼って手渡した。保護者には不審者対応時の標語を組み込んだ啓発品を配布した。
母親と訪れた松本莉空(りく)ちゃん(3)は七夕の歌を上手に歌い「お菓子をもらえてうれしい」とご機嫌だった。