魚食文化の知識を試す「第7回日本さかな検定」が26日、函館市国際水産・海洋総合研究センター(弁天町)など全国11会場で行われた。函館会場では53人が受験し、真剣な表情で解答用紙に向き合った。
日本さかな検定協会主催、函館市と函館国際水産・海洋都市推進機構の共催、函館新聞社など後援。2010年から行われ、北海道新幹線開業を記念して道内で初めて函館が受験会場に選ばれた。
問題は魚の生態や調理法など100問4択式。函館会場の受験者は大半が地元在住者で、1級に3人、2級に29人、3級に21人が挑んだ。
母親と一緒に3級を受けた札幌市の小学6年生、北山天華さん(11)は「アユのきれいな色や姿が大好き。たくさん勉強したので手応えはある」とにっこり。はこだて自由市場の前鮮魚店代表の前直幸さん(53)は2、3級に挑戦。35年間の鮮魚店勤務の経験を武器に臨んだ。「近場の魚であれば大丈夫だが、全国各地の話だとちょっと難しい。合格して認定証をお店に飾りたい」と声を弾ませていた。合格発表は27日。(田中陽介)