函館市企業局交通部は17日、明治時代の客車を復元した「箱館ハイカラ號」の鉄道模型(Nゲージ)の特別完成品の販売を始めた。一つ一つが手作りで走行が楽しめるよう動力ユニットも装着する。函館市電の営業車両で最古の500形「530号」のプラモデルも同時発売。同部は「精巧な模型で函館市電の魅力を楽しんで」と勧める。
企画・設計は模型メーカー「グレイスモデル」(杉並町)が手掛け、同部が駒場乗車券販売所(駒場町15)で委託販売する。
ハイカラ號、530号ともに150分の1のサイズで、車両やパンダグラフなどが細部まで精巧に再現されている。ハイカラ號はプラモデルも人気で今回も初日から4個が売れたという。特製の桐箱に収めた特別仕様品だ。一方、530号は組み立てや塗装が自身で楽しめる。
価格はハイカラ號が3万5000円(税込み)、530号が3300円(同)。問い合わせは同販売所(0138・51・5171)へ。(小杉貴洋)