五稜郭タワー(中野恒社長)は6日、「月下美人鑑賞会」を同タワーアトリウムで開いた。開花日が早まったため日程を変更し、同日は市民約30人が、かれんに咲く花々を写真に収め楽しんだ。緊急事態宣言で臨時休業中だが、7日まで夜間のみ特別開館し、開催する。
月下美人はメキシコなど熱帯雨林地帯が原産の植物。気温が高く、多くの花を咲かせる夏の時期に鑑賞会を開いており、今年2回目。当初7、8の両日を予定していたが、予想よりも早く5日に約300輪の花が咲いたため、同日から開催。6日は午後7時半ごろから約70輪の花が開き出し、同9時ごろに完全に開くと、会場は花の発する甘い香りに包まれた。
同タワーの庭田徹渉外部長は「植物のことなので、毎回開花時期を読むのは難しい。今年は10月ごろまで、またまとまった数の花が見られそう」と話している。鑑賞会は7日午後7時からも予定するが、花を咲かせるのは10輪ほどの見込み。抽選による月下美人の苗のプレゼントは実施予定。(飯尾遼太)