【松前】松前藩屋敷に隣接する日本庭園内の池のハスが今週末に見頃を迎えそうだ。町商工観光課松橋誠一主任相談員は「28日に開花し、間もなく見頃を迎える。道南では数少ないハスを楽しんでほしい」と来園を呼び掛けている。
庭園内のハスは、10年程前、松橋さんが知人から種を譲り受け、試行錯誤を繰り返しながら大切に育ててきたもの。当初、たらいで育て、庭園内の池に移設した。毎年少しずつ花が増え、今年は20~30輪ほどまで増えた。
道南では、大沼国定公園(七飯町)や八郎沼公園(北斗市)の水面に花を浮かべたようなスイレンが有名だが、水面より高い位置に鮮やかな花をつけるハスを楽しめる場所は少ない。ハスの花は、早朝に開き、昼には閉じていくため、鑑賞は午前中がおすすめだ。日本庭園は無料で楽しめる。(佐藤由紀彦)