児童と学生の世代間交流が9日、函館市弁天町会館で行われた。函館市の西部地区町会活性化プロジェクト事業の一環で今年4月から開始。この日は、道教育大函館校の学生7人と函館弥生小学校の児童2人が集まり、かるたや裁縫などをして楽しい時間を過ごした。
同事業は、学生などの新たな人材が町会と協働し、町会の活性化につなげることが目的。市都市建設部の溝江隆紀景観政策担当課長は「新しいことを取り入れ他の町会でも参考になるようなことを考えていきたい」としている。
交流には同町内のわらじ荘で共同生活を送り、さまざまな取り組みを進める学生らが参加。放課後に同町会館を訪れ、月に2回子どもたちとボール遊びや家庭学習などで交流を深めている。
同大4年でわらじ荘の岸本純枝さん(21)は「幅広い年代の子どもたちが気軽に来られるようにするにはどうしたらいいかを考え、活性化していきたい」、同3年の三浦透眞さん(20)は「子どもが好きなので関われることがうれしい」と話す。弥生小5年の横山香里奈さん(10)は「ボール遊びやいろいろな遊びができるので楽しい」と話していた。(木村京子)