【北斗】市中野通2の会社員、木村健太さん(34)が6月30日、市桜岱でピンク色をしたバッタを捕まえた。
木村さんは同日午後3時頃、勤務先の敷地内で草刈り中に発見した。珍しいと思い家に持ち帰り、集まった近所の子どもたちを「すごい」「見たことがない」と喜ばせた。目の部分を除くと触覚から足まで鮮やかなピンク色だった。木村さんは「上磯小に寄贈し、子どもたちに見てもらいたい」と話す。
市立函館博物館(函館市青柳町)によると、ヒナバッタの成虫で、大きさは2センチほど。通常の個体は茶褐色をしているといい、尾崎渉学芸員は「幼虫時代の生息環境が影響しているのだと思うが、ピンク色になる詳しい理由は分かっていない。バッタ類は環境による色の変化が多い」と話していた。(今井正一)