函館空港前の道道63号函館空港線を花で飾る植栽活動が26日、開かれた。活動開始から15周年を迎え、地域の企業、住民ら約170人が参加。赤いベゴニア2000株、黄色いマリーゴールド200株を植えた。
主催する函館ウェルカム・ロードの会(折谷久美子代表)は、函館空港ビルデング、HAC友の会はこだて、スプリングボードユニティ21、高松町会、高根西部町会の5団体のほか、協力7団体の計12団体で構成。観光客をもてなそうと、2006年から植栽活動が始まった。昨年は新型コロナウイルスの影響により有志のみで実施したため、今回で15回目を迎えた。
函館新外環状道路の空港道路(函館IC―函館空港IC)の開通後初の取り組みで、函館新道沿線の植栽活動に取り組む団体からも約20人が参加。約1時間かけ沿道を飾った。
石川町会の山崎敏昭会長は「植栽活動を通じて、若い世代がその地域に住み続けたいと思ってもらえたらうれしい」と話す。函館空港ビルデングの八島聡社長は「コロナの影響で5、6月の空港利用は低調だが、7、8月には予約も増え始めている。多くの人に楽しんでもらえるだろう」といい、折谷代表は「見た人を元気にしたいというおもてなしの心で、次は20周年を目指し植栽活動を続けていきたい」と話している。(野口賢清)