函館市柏野町の恵山つつじ公園に群生しているツツジが18日、開花した。同公園内では22日から新型コロナウイルス感染症の影響でステージイベントはないが、恒例の「恵山つつじまつり」(6月6日まで)も開かれる予定で、鮮やかなピンク色に咲き誇る花々が初夏を盛り上げている。
同公園にはエゾヤマツツジなど約60万本のツツジが自生。市恵山支所によると、18日に開花基準木が満開を迎えたことから開花を宣言した。例年より1日早いという。公園全体では2分咲きで、満開は24日ごろとみている。
恵山つつじまつりは昨年は緊急事態宣言下で公園を閉鎖していたため中止した。今季はステージイベントはなく、飲酒や宴会、食べ歩きを禁止とするが、適切な距離をとるなど感染症対策を講じてのツツジ鑑賞はできる。また、関連イベントのフォトコンテストは開催を延期する。事前予約制の海向山登山会、小学生親子登山会(ともに6月12日実施)は、6月1日に開催可否を判断するという。
同支所は「密を避けるなど対策をとってツツジを鑑賞してほしい」と呼び掛けている。(小杉貴洋)