24日に松前町で始まる「松前さくらまつり」に向けたプレイベントが、函館市のシエスタハコダテで開かれている。町のサクラの枝を施設内に飾り、松前育成品種をメインに同町のサクラの種類を写真展示で紹介。当日に向け、祭りをPRしている。18日まで。
施設内の函館コミュニティプラザ(Gスクエア)と町観光客誘致推進事業実行委との共催で、祭りのプロモーションイベントとして昨年から企画。新型コロナウイルスの影響で昨年の祭りは中止となったが、松前のサクラを市民に楽しんでもらおうと、施設内にサクラの枝を飾った。今年の祭りは感染対策を講じ、24日~5月9日で開催を予定している。
町にはサクラの品種が約250種あり、開花時期によって早咲き、中咲き、遅咲きの大きく3つに分かれる。Gスクエアでは100種を写真で紹介し「松前100桜図鑑」と題したリーフレットも作成し、無料で配布している。また、町からサクラの枝約50本の提供を受け、函館市元町の花屋「BOTAN」の協力でGスクエア、シエスタハコダテ正面入り口、3階フロアに展示。9日現在でGスクエアは開花したが、他はつぼみの状態で、4月いっぱい花が楽しめる。期間中の11日午後2時からは町の清部保存会による神楽公演もある。
桜図鑑を制作したGスクエアスタッフの相田日芽さんは「函館では見られないサクラが松前には多くある。プレイベントをきっかけにぜひ松前を訪れてほしい」と話している。(飯尾遼太)