函館市梁川交通公園(梁川町24)が1日、今シーズンの営業を開始した。穏やかな春の日差しを受けながら、親子連れらが1周約500メートルのコースでゴーカートの運転を楽しんだ。また、センターラインを引きリニューアルした自転車コースも多くの子どもたちでにぎわった。
同公園は交通安全の大切さを体得してもらうための教育施設。信号や標識、横断歩道などが設置されたコース内を、ゴーカートに乗りドライバー気分を味わいながら交通ルールやマナーを身に着ける。
この日はオープンを記念し、先着50人にゴーカートの無料乗車券をプレゼント。新型コロナウイルス感染対策として、利用者が入れ替わるたびにハンドルや座席の消毒を実施した。
祖父母の住む函館へ2年ぶりに帰省した釧路市の内山斗陽ちゃん(4)は、父親の功一さん(39)と2人乗りのゴーカートで運転を満喫。「スピードが出て気持ち良かった。もう一回乗りたい」と笑顔を見せていた。
同園を委託管理する函館中央交通安全協会の片岡格会長は「昨年は新型コロナウイルス感染の影響で、恒例のイベントなどが開催できなかった。今年も様子を伺いながらの運営となるが、市民が安心して楽しめるように感染防止対策を徹底したい」としている。
営業時間は午前9時~午後5時。月曜日休園(春休み・夏休み期間は開園)。入園料は無料。動力式ゴーカートは1周60円。(小川俊之)