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「平和な社会の実現を」オバマ氏広島訪問 道南でも高い関心

 現職の米大統領として初めてとなるオバマ大統領の被爆地・広島訪問が実現した27日、函館・道南でも同大統領の言動に関心が集まった。平和記念公園で核兵器廃絶を訴えたスピーチに対し「もっと強いメッセージを」「核兵器のない世界を実現して」など、さまざまな意見が上がった。
 原水爆禁止函館地区協議会の渡辺忠事務局長(78)は「現職の大統領として被爆地を訪れたことを評価する一方、「原爆資料館を見学した際に写真などで悲惨な状況を目にしたはずなのに、自分の言葉で感想を述べなかったのは残念。世界の核兵器廃絶を訴えたなら、まずは自国の核の製造を再検討してほしい」と述べた。
 樺太出身で元教員の乙部町の佐藤通泰さん(87)は「今回の広島訪問は、核廃絶を心に思ってのお参りで、オバマ大統領の人間性の表れ。私も二度平和記念公園を訪れ、核を使ったり、戦争をしてはならないと感じた。大統領もそのような思いを持ってくれたと思う」と話し、テロや戦争のない世界平和に思いをはせた。
 一方、七飯町で映画上映を通し反戦を訴えるピースシアター代表の板谷順治さん(77)は「スピーチに核廃絶を実行しようという強い決意が感じられなかった」との感想を抱いた。
 スピーチに被ばく者への謝罪の言葉が出るのか注目されたが、終戦当時、赤川飛行場建設の現場監督を務めた高橋順一さん(88)は「謝罪は(投下当時の)トルーマン大統領に謝ってもらうもので、何代も経ったオバマ大統領に謝ってもらう筋はないが、原爆を使った国として何があっても核兵器を使ってはならないと世界に向けて明確に宣言してほしい」と話した。
 函館空襲を記録する会代表の浅利政俊さん(85)は「(大統領は)核兵器の廃絶だけでなく戦争のない平和な世界の実現を訴えたと受け止めた」とした上で、「平和憲法を持つ日本が未来の人類の平和のためにどう努力するのか、これから問われてくる」と語った。(鈴木 潤、田中陽介、半澤孝平)










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